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私達のお気に入りの一冊を語ります!|編集部雑談会#1

はじめに

こんにちは、HIGH-FIVE編集部です。
普段はクリエイターさんへ向けて仕事や生活のお役立ち情報や、転職エージェントサービスに関する情報発信を行っています!

そんな編集部メンバーで月に1回、noteのお題に参加したり、最近気になるあんなことやこんなこと・・・について雑談したりするこの時間。少しでも皆様のお仕事のヒントや息抜きになるようなことが発信できたらなと思っています。

第1回目の今日は、noteのお題「#読書の秋2022」に参加します~!

▼メンバー紹介
〇編集長アベについて
〇編集部ユウについて
〇編集部カナについて

HIGH-FIVE編集部メンバー

カナ では第一回目のHIGH-FIVE編集部雑談会はじめます!今回は読書の秋ということで、おすすめの本を皆さんに一冊ずつ持ってきていただきました。ほかのメンバーが「読みたくなるように」ご紹介いただけたらなと思います!

ユウ おお~!そういう感じかあ!

アべ ネタばれになっちゃうけどいいのかな?まあやってみましょうか。

カナ そのへんはうまーくやっていきましょう!(笑)ではまず私から紹介します。

※ちゃんとネタバレ含んでいましたのでご注意ください~!

編集部カナのおすすめ「ジブリの立体建造物展図録」

ジブリの立体建造物展 図録

カナ 私は宝物を持ってきました~!「ジブリの立体建造物展図録」です。

ア/ユ すごーーーい!!!

カナ ジブリがすごく大好きなんですよ。で、この建造物展が2014~2016年くらいに日本全国でやっていたんですけど、まだ高校生で現地には行けなくて。で、去年あたりに復刻版がでたタイミングでつい買っちゃいました。代表的なジブリ作品の背景画や美術ボードなどの図版や、宮崎駿の解説が載っています!

ユウ これすごいね!!読んじゃうね。

アべ アツい!

カナ そうなんです!皆様ご存知の通り、こういう本が出版されるほど、ジブリはキャラクターだけではなくて、背景のつくりもすごいんですよね。藤森照信さんっていう有名な建築家が監修に入っていて、プロの建築家として、みたいな目線でもジブリの建造物が解説されているんです。

アべ (「耳をすませば」の地球屋をみて)あ、これ今度実際に建てられるよね!ジブリパークだっけ!

カナ そうです!今度こそ行きたいんですよね~。本を見ていると、実際の建築様式が取り入れられていたり、「近過去」を思わせる懐かしいインテリアが描かれていたり。あとは「ポニョ」の時は定規を使わず、すべてフリーハンドで描くことで温かみをだしていたり。この本の隅々から、細かい部分へのこだわり、愛みたいなのが伝わってきます。

アべ そういえば僕、小学校一年生の時に漫画家の母から、絶対に絵は定規で書くなと言われていました。

ユウ クリエイターあるあるなんですね~

アべ うんうん。やっぱりこういう細かなとこ、ディティールにクオリティって出るよね~。それも勉強になるね。

カナ 宮崎さんが「僕は建造物にこだわっているんじゃなくて、そこに住んでいる人の生活に興味がある」みたいなことを言っているんですけど、そこまでイメージして書いているから、今にも暮らしている人の声が聞こえてきそうなリアリティ溢れる建造物・空想っぽいけど、世界のどこかに本当に存在しそうな建造物が描けるんでしょうね。

アべ そういえば志村けんさんもコントの時は、周りの小道具、しかも全然みえないところとかもちゃんとこだわっていたらしいです。小道具や舞台が完璧じゃないと、コントをしなかったとか。今回僕たちもサイトリニューアルに伴ってFVの写真を撮っていますけど、見えない部分もこだわらないとだめですよね。

ユウ それっぽく置いたとて、良いものは作れないってことか・・・

カナ またそうやって見るとアニメの見方が変わりますよね。改めてジブリのディティールのすごさ、アートとしてみる面白さを教えてくれる本でした!

編集部ユウのおすすめ「365日の広告コピー」

毎日読みたい 365日の広告コピー

ユウ 私は「365日の広告コピー」という本を持ってきました~!みっちり読んだっていうわけではないんですけど、大切にしている本なんです。私言葉がすごく好きで。文字フェチ、漢字フェチ、とかとにかく言葉フェチなんですよ。あの~、漫画にでてくる名台詞だけ集めた本とかあるじゃないですか。ああいうのを勝手に立ち読みして、泣きそうになって帰ってくるんですいつも。

ア/カ (笑)

ユウ 本当にそのくらい言葉が好きで。もともとクライアントワークでプロモーションのお仕事をしていたこともあって、ユーザーに刺さるようなキラーワードとか、確かに!って思うような言葉が必要だったんですよ。

アべ なるほどなあ。

ユウ で、この本カレンダーみたいになっているんですけど、365日分の365個のキャッチコピーが載っているんです。例えば、「入学式。どこかに一生の友達が座っている。」これは立教大学のポスターですね。

カナ すごい!色々な分野から載っているんですね。新聞・広告・CM…メディアも色々ですね。

ユウ そうそう。前の会社にいた時、なにか行き詰まったらこの本をパラパラ~とめくって、インスピレーションの参考にしていたんです。

アべ どこで使われていたコピーか、とかも分かるんですか?

ユウ ちゃんとどこで使われていたか、ライターさんは誰かまでちゃんと書いてあります!365日なので、その時期に沿っているのも面白いんです。

カナ ほんとだ!クリスマスとか、バレンタインとか。(2月14日のコピー「今日ドキドキしない人は、来月もドキドキしない人です」をみて)これとかすごく面白い!!

ユウ ね!!読み込まなくても、たった3行でぴっしゃとまとまるこの感覚がすごく好きなんです。広告コピーって面白いなあって。ルミネの広告とかも響きますよね~短い言葉の持つパワーってすごい、と思わせてくれる本でした!以上です~!

アべ 最後に僕の誕生日、見ていただけますか?

ユ/カ いいですね!(パラパラめくって…)あ!!!さっき見た立教大学のやつだ!!

アべ だいたいどこも入学式やっている日なんですよ!だからこのコピーなのか。面白い、この本でいろんな遊びができそうです。

ユウ ちなみに私の誕生日は、「疲れた時は、この仕事に就きたくて就きたくたまらなかった頃の初心を思い出してみる。」でしたね。キリンの FIREか、ここは胸アツ系多い!

カナ は~~~~なんて良い言葉!!!!

編集長アベのおすすめ「その本は」

その本は

アべ これは10月に出たばかりの本で…

ユウ あれだ!!!又吉とヨシタケシンスケさんのやつ!!!

アべ 話し出すとネタばれになっちゃいますね。。気を付けます(笑)まず最初は装丁が良いのと、ヨシタケさんが好きだったのでこれは買いだな、と。物語の中で、"燃えちゃう"みたいなシーンが書かれているところがあるんですけど、そこのページが焦げていたりとか、本物のような花弁が文章の上にのっていたりとか、とにかく全体的にエモいんですよ。

ユウ すごーい!!アベさん好きそうだ。。

アべ 最初は全然なんの本か分からなくて。どちらかというとヨシタケさんの絵が見れて、いつものブラックジョークが見れたらなあというくらいで手に取りました。又吉さんの文章は今回が初めてだったなあ。お笑い芸人で芥川賞作家の又吉さん、絵本作家のヨシタケシンスケさん、そんな二人の共同作品なんです。

ユ/カ へえ~~面白そう!!

アべ 内容は、ある国にめちゃくちゃ本が好きな王様がいるんですが、歳をとり、目が悪くなってしまう。大好きな本が読めなくなってしまうんですね。で、この二人を呼んで、世界中にある面白い本を見つけてきて王様に聞かせてほしい、っていう流れからスタートします。

ユ/カ うんうん。

アべ で、これ途中から気付いたんですけど、その冒頭がふりになっていて。ここから二人の大喜利がはじまります(笑)。「その本は」から始まる面白い本のネタ、色々な物語を次々に言い合っていくんです。

ユ/カ へええええ!

ユウ じゃあ二人が実際にある本を紹介するんじゃなくて、大喜利チックに物語を作っていくってことなんですね~

アべ そうですそうです。一冊のストーリーだと思っていたので、毎回話が変わっていくし、とりとめもないふりから始まるのでなんだこの本は!って思ってしまうんですけど、最後にめちゃくちゃ面白いおちがあって!それを読んではじめて、ああそうやってこの本は読むんだって気付くんですよ。

話の内容に合わせて、印刷のデザインを変えたり、フォントを変えたり。また、又吉さんは小説のように書いてあったり、ヨシタケさんはいつものブラックジョークをまぜながら、ちょっとくすっと笑わせられるようなイラストが差し込まれていたり、とかとか。二人の違いがすごく面白いんです。

ユウ これ、印刷の仕方全部変えなきゃですよね??大変だ~~~

カナ 凝ってますね~~

アべ ちなみにどこだったけな~グッとくる言葉があって。あ、ここだ!「どんな人も自分自身を救うことはできない~(略)」

ユウ 深い~~~~~!

アべ いろいろなひとを救っていかないと、最終的に自分に回ってこないよ、みたいなことですね。

カナ 一見可愛い絵本みたいですが、心にグッとくるような涙あり感動ありの内容になっているんですね~

アべ そうですね。「その本は」のふりから始まって、彼らの得意な分野で、それぞれのやり方で、好きなように読者を引き込んでいく。で、全部の伏線回収はおちでされる。だから2回、3回読みたくなる。っていうなかなか魅力的な本でした。

カナ これは読みたくなりますね~~~~!内容ももちろんですが、個人的にはこの洋書チックな表紙のデザインがかなり好きです、、ものとしても置いておきたいくらい・・・

ユウ これどっちが仕掛け人なんですかね?このご時世、動画のコラボとかは良くあるけど、わざわざ本でやるって新しいですよね!自分の得意な分野同士、今回は小説と絵本でってすごく面白いなあ。

アベ 確かに珍しいですよね!これは人気が出そうです。

カナ なんかあれですね、今回アートとか言葉とか、自分たちの仕事に少し関わっていましたね、三人とも。

ユウ 確かに。そしてキャラが出るね(笑)なんかもっとテーマを絞って話しても面白そうだよね!!漫画編とか、小説編とか、画集編とか・・・

アべ あっそれいいね~~

カナ 今後も続けられそうですね。次回のテーマが見つかったところで、本日は以上にします!お二人ともありがとうございました。

ユ/カ ありがとうございました~!


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