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目指すはクリエイターの“相方的存在”。関西出身・対話型エージェントが目指す転職支援とは?
自らの「手や足」を動かしながら、目の前にいる人に愚直に向き合う姿勢は今後も忘れずにいたいです。「HIGH-FIVE=人間味が感じられる転職エージェント」というイメージが社会に広がれば嬉しいですね。
「直接的なコミュニケーション」を何よりも大切にし、文字通りの「寄り添う支援」を体現する転職エージェントがいます。それが、大阪支社で7年間派遣業務に携わり、昨春、IT/Web業界・エンタメ業界のデザイナー・クリエイター専門転職エージェント「HIGH-FIVE」チームに加わった神崎夢(かんざきゆめ)です。
常に前向きで、「自分からは絶対に支援を諦めない」という彼女。人一倍の行動量とスピード感を大切にする彼女の原動力とは?求職者に対する想いや人材紹介チームとして日々心がけていることを聞きました!
現在転職活動をしていらっしゃる方、これから転職エージェントの利用を検討していらっしゃる方へ。このnoteを通して、「寄り添い力が強みの姉さん的転職エージェント」がいることを知っていただけたら嬉しいです^^
「よさこい」で感じた、人を笑顔にすることの楽しさ
――神崎さんは、もともと人材業界を目指していたのでしょうか?
いえ、「誰かの人生のターニングポイントで役に立ちたい」という想いはあったものの、就職活動をしていた当時は特定の業界に絞っていたわけではありませんでした。
クリーク・アンド・リバー社の存在は、オファー型採用のプラットフォームを通じて知ったんです。そこには私がやりたいことなどを詳しく書いていたので、スカウトされた時点で、すでにビジョンとの親和性が高かったんだと思います。
事業内容を知るうちに、人生の転機に関わる「キャリア」を扱う仕事は自分の就活軸にも合っているなと。その中で最も自分の力を活かせそうな人材業界を選びました。
――「よさこい」をされているのですね……!
実は、小学生の頃から始めて今でも社会人サークルに所属しているんです。大学では全国大会で1位を獲った経験もあります。
ボランティアとはいえ、全国各地のお祭や学校行事などに足を運び、踊るたびに、地域の方々が笑顔になってくれることが嬉しくて。その影響から「些細なことでもいいから、自分と関わる人や目の前にいる人を喜ばせたい」というのが私の信念になりましたね。
「人生の岐路」とも言える転職は、悩んだり苦しくなったりする場面も多いもの。ですが、よさこいを通じて人を笑顔にしていくように、1人でも多くのクリエイターさんを勇気づけられる転職エージェントになりたいと、日々奮闘しています。
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転職エージェントとして目指すはコンビの相方的存在
――入社後は、大阪の「人材派遣チーム」で7年間経験を積んだ後、昨年「HIGH-FIVE」の部署がある東京へ異動されたそうですね。派遣エージェントから転職エージェントに変わり、戸惑うこともあったのではないですか?
まるで別会社に転職したような感覚でしたね(笑)。大阪では、自ら企業を訪問して派遣先を開拓する営業スタイルでしたが、東京の「人材紹介チーム」はWeb経由の問い合わせとオンライン対応が中心。目の前の方に、どれだけスピーディーに価値を提供できるかをより意識するようになりました。
一方で、これまでの経験が活きていることもあって。たとえば「クリエイターにとってコンビの相方のような転職エージェント」を意識しているのも、大阪での経験があったからこそですね。
――「コンビの相方」ですか!?
これは派遣業務から得た教訓です。派遣エージェントは、求職者と長期的かつ密度濃く関わるため、こちらから一方的なサポートをしたり、「マネージャー」のような役目を負ったりするケースも少なくありません。
でも私は、お相手が自発的にキャリアを拓けるようにサポートする「コンビの相方的存在」になりたくて。求職者さんの良いところはもちろん、MOREなポイントまで忖度せずに伝えて、本音で対話するようにしていました。
このスタンスは、転職エージェントになっても変わりません。求職者の希望を実現するお手伝いをしつつ、こちらからのアドバイスも受け入れてもらえるような、「持ちつ持たれつ」の関係を築くことを心がけています。
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――とはいえ、クリエイターの方々とそのような関係を築くことは簡単ではないですよね。
もちろん、皆さま本当に高いスキルと熱量をお持ちなので、リスペクトは忘れません。その上で、クリエイターの方々が不得手とする領域を私が積極的にサポートすることで、「相方」としての存在意義を感じていただけるようにしています。
たとえば、第3者の視点で多様なキャリアの選択肢を提案するのもひとつ。特に、IPやエンタメ業界志望のクリエイターさんは、「特定のキャラクターを扱いたい」「制作会社に勤めたい」という熱意から狭き門だけにこだわるケースがあります。
でも、実はIPやエンタメを扱う企業には受託企業もありますし、職種としては手を動かすだけではなく、アシスタントからディレクター、プロデューサーへとステップアップする道もあるんです。プロの転職エージェントとして、さまざまな角度からご提案して、キャリアの幅を広げられるようにしています。
転職エージェントとして誰よりも「活動量」にこだわる理由
――転職エージェントとして神崎さんが最も大切にしていることは何ですか?
求職者からの要望がないかぎり、こちらから支援を諦めないことでしょうか。求職者も転職エージェントも人間。コミュニケーションのタイミングが合わなかったり、相互に求める距離感が違っていたりする場面も正直あります。
それでも、「この方はこういう人だ」といった判断を自分の中ではしないようにしていて。先入観なく、その方との対話を通じて最適な距離感を探りながら、最後までお手伝いできる方法を模索します。パターン化するよりも、とにかく一人ひとりに合わせたやり方で進めていますね。効率化とはまったく反対ですが……(笑)。
また、レスポンスの速さは「相手を尊重している」という点で、信頼関係を構築する1つの物差しになるとも思っていて。たとえば、物件を探すときって、一番最初に対応してくれた不動産屋さんを信頼しますよね?それと同じで、クリエイター、企業双方ともに依頼がきたら何よりも優先して動く。一歩先周りした提案をするよう心がけています。
あとは、できるかぎり求職者の面接に同席しています!
――え!面接に同席されているんですか?
企業や求職者の方が許すかぎり、ではありますが。
多くの面接において、お見送りの理由って「誠に残念ながら今回はご期待に添えない結果に……」と一定のメッセージにおさまりがちなんですよね。落ちた詳細の原因がわからないから、また同じ理由で不採用が続いてしまう。
ひたすらバットを振り続けて当たりを待つよりも、同席して企業からのフィードバックをしっかり受けて、求職者と一緒に原因を分析して次回の選考に活かす。1回1回の打率を上げるほうが大事だと思うんです。
また、転職エージェントが求職者に寄り添う姿勢は企業の採用担当者にも伝わり、次回の選考に役立つ情報やアドバイスをいただける場合もありますから。面接の同席だけでなく、入社初日の同行やご挨拶など、求職者のキャリアのためになることはすべてやるようにしています。
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――だから、社内のメンバーから「神崎さんは、デスクに座っている姿をあまり見ない」という声も聞かれるわけですね!
たしかに、企業への訪問回数は社内でも群を抜いているかもしれません(笑)。目の前に頼りにしてくださる方々がいる以上、その期待に全力で応えたいんですよね。
過去にインタビューを受けた近藤や藤巻をはじめ、人材紹介チームにはコミュ力が抜群で、業界知識も非常に深い転職エージェントがそろっています。そんな中で、私ができるのは、誰よりも行動することなんです。だから、求職者と直接顔を合わせ、メールではなく電話で話し、面談にも積極的に同席する――。
尊敬するチームメンバーに負けないよう、私も日々奮闘しています。
クリエイターの能力発揮を愚直に支えたい
――人材紹介チームに加わりもうすぐ1年が経ちます。神崎さんの今後の目標を教えてください。
転職エージェントの仕事を通して、「目の前の誰かの人生に役立ちたい」という想いは今でも変わりません。そのために、クリエイティブの知識を深めたり、戦略的に考えたりする力を追求していきたいです。
ただ、それだけでは自分が理想とする転職エージェントとしては足りない気もしていて。自らの「手や足」を動かしながら、目の前にいる人に愚直に向き合う姿勢は今後も忘れずにいたいです。
そして、私の心がけを後輩たちにも伝えていきながら「HIGH-FIVE=人間味が感じられる転職エージェント」というイメージが社会に広がれば嬉しいですね。
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――最後に、転職活動中、もしくは転職を検討しているクリエイターに向けてメッセージをお願いします!
クリエイターの皆さまにぜひお伝えしたいのは、「自分の能力を発揮することをとにかく惜しまないでください」ということです。
働く場所のご提案や環境づくりは、私たち転職エージェントがご支援できます。しかし、どの道を選ぶかという決断は、ご本人にしかできません。まずは自分が挑戦したいことをじっくり考え、その可能性をとことん追求してみてください。
私たちは、そんな皆さまのキャリアのターニングポイントに寄り添い、全力でサポートしていきます!
HIGH-FIVEに異動して1年弱にもかかわらず、誰よりも愚直に、そして真摯に求職者に向き合う神崎。「安心して任せて欲しいーー」。そう言い切る彼女からは、まるで「人材のパートナー」のような温かさと頼もしさが感じられました!
HIGH-FIVE転職エージェントには、ほかにも個性豊かでプロフェッショナルなエージェントが多数在籍しています。そんな彼らの魅力をこれからもお伝えしますので、次回の更新を乞うご期待ください!
神崎夢(かんざきゆめ)
大阪で映像やゲーム領域の派遣・業務委託を経験したのち、8年目の現在はキャラクターIPも含めた幅広いエンタメ領域に強い転職エージェントとして活躍中。