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転職エージェントを利用するとき、なるべく心を開いていただきたい3つの理由

現役の転職エージェントが実際によく遭遇する「支援しづらい求職者」の特徴から、「転職エージェントって実はこういう考えのもとで動いているよ」というポイントをまとめました。

私たちはクリエイター・デザイナーに特化した転職エージェントとして、日々たくさんの求職者のみなさんとやり取りをしています。その中でも、お仕事のジャンルを問わず、活かしていただけそうな点を3つセレクトしました。

転職はときにデリケートな内情を含む場合もありますが、より良い転職にしたいからこそ、エージェントが欲しいと言った情報はできるだけ開示していただけたらと思っています。ぜひ参考にしていただき、転職エージェントを賢く上手に使っていただけたら幸いです。

選考スケジュールを揃えて比較検討しやすくしている

転職活動の進捗、他社はどこを受けているのか、志望度など、いくらヒアリングしてもかたくなに話してくれない。一部の情報だけでは良い提案に繋がらないこともあるので、できるだけ話してほしい。

エージェントが志望度や他社の進捗を聞くのは「内定が出そうな時期を揃えて比較検討しやすくするため」です。選考スピードがばらけてしまい「B社の面接がまだ残っているのに、もうA社の内定を承諾するか断るか決めないといけない」ということがないよう、実は色々と調整しているのです。

仮に本音やネガティブな話をしたとしても、選考において不利になるような情報を企業側に明かすことは絶対にありません。安心して素直な気持ちをお話ください。

条件のズレによるミスマッチを防ぎたいと考えている

「とにかく希望に合う求人だけ持ってきてくれたらいいんで」という人が20人に1人くらいいる。自分の中で考えが固まってしまっており、幅を広げる提案をしても聞く耳をもたず「じゃあもういいです」とフェードアウトしてしまう。

自分で考えることはとても大切ですが、少し希望と異なる企業を提示されただけで「意図しない企業に入社させようとしている」と考えるのは早計です。なぜなら、その希望条件が高望みである可能性があるからです。

スキルや年収で高望みしている自分に気づかないと応募してもお見送りが続いてしまう可能性があるので、まずは担当エージェントと条件や市場価値についてじっくりお話してみることをおすすめします。

無理やり入社させてもエージェントの利益にはならない

自分で申し込んだはずなのに、初回面談でまだ何もしないうちから「変な企業紹介しないでくださいね」など防衛線を張ってくる人がいる。失敗したくない気持ちが先行して、本来味方であるはずのエージェントも疑いの目で見てしまっているのかなと思う。

転職エージェントは候補者を紹介企業に入社させることで報酬が発生するので、候補者が志望していなくてもあの手この手で入社させようと丸め込んでくる

上記はネット上によく転がっている一見もっともらしい説ですが、実はこのロジック、誰にもメリットがありません。

例え丸め込んで入社させたところで、意図しない会社で働き続けられる人間はいないのですぐに離職が発生します。そうなると今度は企業側で「すぐに辞める人間を紹介してお金をとるエージェント」という印象になってしまいます。無理やり候補者を入社させても、まわりまわって困るのは結局エージェントのほうなのです。

したがって、普通の(ちゃんとした)転職エージェントであれば、志望していない企業に入社するよう丸め込んでくるようなことはありません。

もし転職エージェントというサービスにすんなりと心を開けない理由が上記によるものなのであれば、もう少し信頼していただいて大丈夫です。エージェントも人間なので、いきなり疑いの目を向けられると、かなしい気持ちになります。

むしろ転職のプロとして、第三者目線でフラットにアドバイスすることが可能なので、他社経由や自力で直接応募している企業の進捗や所感に関しても可能な範囲でお話しいただけると、より本質的な支援に繋がります。

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上記に心当たりがあった方は、もしかするとエージェントたちの全力の支援を意図せず一部妨げてしまっていたかもしれません。これらの点をふまえていただくだけで受けられる支援の幅が広がるので、試してみていただければ幸いです。

それでもどうしても不安なことがあれば、お気軽にお問合せください。


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