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30代での転職、不安だったけど転職エージェントを使い倒したらうまくいったので何をしたかまとめます

いきなり結論ですが、30代でも全然転職できます。
 
確かに20代のほうが、足りない部分があってもポテンシャルを買ってもらいやすいとか、失敗したときにやり直しがききやすいとか、メリットが多いのは確かです。
 
でもそれはただ「20代だと色々有利だから転職するのが決まってるなら利用しておくといいよ」ということにすぎず、「イコール30代以上は転職めちゃハードモード」では全然ないというのが、今回の転職を経て思ったことです。
 
このnoteでは、30代で実際に希望条件を下げずに転職を果たしたわたしがどのように転職活動をしてきたのか、振り返ってシェアしてみたいと思います。


とにかく転職エージェントに頼りまくった

わたしは、今回の転職成功は本当に転職エージェントさんのおかげだと思っています。少なくともわたしは自力だけじゃ絶対に無理だった。本当に素敵なエージェントさんに出会えてラッキーだったと思っています。

わたしが転職エージェントに頼って良かったと思う理由は下記です。

①自分の代わりに、自分に合いそうな求人を探してくれる

30代が抱える仕事、そこそこ重たい!忙しい!何より20代より体力気力が長く持たない!本来ならとっくに脳みそオフにしている終業後のおうち時間に、転職サイトを立ち上げてキーワードを打ち込んで求人を漁る、ただそれだけのことがしぬほど面倒くさい。(わたしだけかもしれない)

ヒットした求人に片っ端からエントリーする胆力がある屈強な人は気にならないかもしれませんが、1つ1つの求人をちゃんと読み込んで、会社HPもみて、口コミサイト飛んで……ってしてたら夜が明けてしまうんですよね…………。

転職エージェントに頼ったことで、そのへん全部アウトソースできました。

わたしが初めて転職した7~8年前は担当エージェントさんが1件1件アナログに求人を紹介してくれた記憶なんですが、最近は指定のアプリに登録するとAIが自動で志向にあった求人をじゃんじゃんピックアップしてくれるところも多いようです。

それぞれに良さがあるのでこのあたりはもはや好みですが、わたしは量より質派だったので、ピックアップした求人を直接1つ1つ説明してくれるタイプの転職エージェントを選びました。

「この企業はこんなポリシーを持っていて、こんなお仕事スタイルなので、こういうところがゆうさんの志向に合うと思いますよ」というように、求人票に書いていないところも詳しく教えてくれたので、安心して応募ができました。そのぶん紹介件数は少なめでしたが、幸いわたしの考えていることを上手に引き出し汲み取ってくれるエージェントさんだったので、打率が高くてむしろ効率的だったと大満足しています。

また、求人サイトだと30代が求められているのか正直わからないということも不安の1つでした。経験者としての転職活動なので、募集ポジションと経験・スキルがマッチしていればさすがにワンチャン……!と理論上思ってはいたものの、やはり最初のエージェント面談をするまでは不安だった記憶があります。

実際にエージェント面談を受けてみたら、有難いことに「ゆうさんのご経験でしたら、このあたりの求人は全然狙えますよ^^」と具体的に教えてもらえて、かつその相場観に納得ができた(むしろちょっと待遇よくなった)ので、ここにお任せしよう……!と心強く思ったのを覚えています。


②書類を添削してもらえる&推薦状を書いてもらえる

転職活動に欠かせない履歴書、職務経歴書。テンプレだけならネットにも落ちていますが、一言で「自己PR」とか「実績」とか言われてもそんなスラスラ出てこなくないですか?

真面目な人ほど「みんな普通にやってることだし……」とか「自分はできたと思ってるけど、周りからしたらそうでもないかもしれない……」とか「実績の〇〇万PVって自分的には快挙だけど応募先からしたら鼻で笑っちゃう数字かもしれない……」とか、邪念が入ってしまいませんか?だからこそ第三者に、あわよくば転職のプロに「それ全然当たり前じゃないですよ」と言ってもらうことが大事だと思うんです。

「そこはゆうさんの強みですよ」「そう書くとネガティブに見えちゃうから〇〇に言い換えましょう」など、具体的に添削してもらえたのも良かったです。そのまま面接でも使えるし。

また、転職エージェント経由で応募すると、自分で用意した履歴書・職務経歴書にエージェントの「推薦状」というものを添えてもらえます。応募先の企業宛に「ゆうさんはこういうところがとっても推せるので、ぜひ面接してみてくれませんか」というプッシュをしてくれるわけです。

自力で直接応募するより「30代か~と思ったけど、エージェントがこんなふうに言うなら会ってみようかな」と思ってもらえそうな気がしませんか?

推薦状は基本的に応募者が読むことは叶わないので(公平性を保つため?)実際わたしがどんな推薦状を書いてもらっていたのかは全く知らないのですが、とにかく年齢による足切りに怯えていたので、少しでも面接まで進める可能性を上げるという意味でもこの推薦システムにはあやかっておきたいと思っていました(もちろん推薦理由になりそうな材料はちゃんと用意しておく必要があります)。


③応募先の選考に関する事前情報をくれる

これも、当時現職の仕事が(しぬほど)忙しかった中で、とても助かったところです。

・面接官はこんな人で
・こういうところを重視してるから
・ゆうさんのあのエピソードで押しましょう
・ちなみにこういう人は落とされてるから注意してね
・あとHPのここ特に読んどいてね

みたいな情報が、なんと事前にもらえてしまうのです。

最初はカンニングみたいでドキドキしましたが、思えば面接ってテストのようでテストではない(双方のマッチングという意味で)し、当てはまりそうなエピソードや実績を思い出して整理しておくくらいで、嘘のエピソードを捏造するわけじゃないので無問題です。捏造してまで身の丈に合わないところに入社しても不幸なだけなのでやめましょう。

要は「ここテストでるぞー」と言われたところだけ対策すれば良いので、スキマ時間や仕事終わりのちょっとした時間を利用して効率的に面接対策できたのが良かったです。

以上がわたしの「転職エージェントを頼りまくった」の全貌です。

「担当エージェントと合わない」と思ったら、積極的にセカンドオピニオンしよう

転職エージェントは本当に便利なサービスだと思っていますが、自分に合うエージェントかどうかは序盤で必ず見極めたほうがいいです。相性があわないエージェントとの転職活動、リアルに地獄を見ます。

実は、初めての転職活動のときに1人だけドドドドドドドドハズレを引いたことがあります。あまりに対応がひどいため、さっさと別会社に乗り換えたのですが(乗換え先のエージェントさんでサクサク決まった)、友人はわたしがハズレを引いたエージェント会社で良いエージェントさんと出会えたようなので、会社ごとの特性はざっくりありつつも、最後はエージェント間の個人差が結構あるなと感じています。

アレおかしいなと思ったらすぐに、積極的に、セカンドオピニオンしてください。同じエージェント会社内で担当チェンジもできますし、まずは最初のキャリア面談の段階で数社は話を聞いてみると良いと思います。既に転職しているお友達がエージェントを利用していたのであれば、そのエージェントさんを紹介してもらうのも良いのではと思います。

「支援してあげられそう」「支援してあげたい」と思ってもらえるよう心がける

最後に、エージェントさんに依頼するにあたって個人的な心持ちの部分で思い当たるところがあったので、書いてみます。

伝えられるものは恥を捨てて全部伝える

いくら転職エージェントが無料と言えど、ボランティアではありません。

転職エージェントは、転職希望者を求人企業に紹介し入社まで支援することで、求人企業から紹介料をもらうビジネスです。まずはエージェントに「この人なら紹介先がいくつかあるのでは」と思ってもらえないと始まりません。

そこで「この経験・スキルはあの企業で使えそう」と思ってもらえる確率を少しでも増やそうと心がけていました。

20代はポテンシャルを評価してもらえる可能性がありますが、30代となるとそれは使えなくなるので、とにかく具体的に、何か1つでもひっかかれ~の気持ちで(エージェントサービスの)申し込みフォームの時点から書けるものはちょっとしたことも全部書いて、初回のキャリア面談でも伝えました。

年齢的にマネジメント経験も書ければ最高だったんですが残念ながら役職にはついていなかったので、上司にもうすぐマネージャーにしたいと思っていると言われていた(※言われてただけ)ことや、自主的に後輩の面倒を見ていたエピソードまで、図々しく伝えました(良い意味で開き直る!)

これが功を奏したかどうかはわかりませんが、あれもこれも伝えておけばよかった……という後悔は、絶対にしなくて済みます。30代だからこそ、掴めそうなチャンスは全部掴む気持ちでやっていました。

「エージェントも人間である」ことを常に頭に置いておく

もう1つ、エージェントさんには「この人のこと、何とか支援してあげたいな」と思ってもらえるよう努めていました。というのも決して打算的なあざとい意味ではなくて、自分も営業だった経験から「サービスを提供する側も人である」という気持ちを知っていたので、せっかくお世話になるのであれば双方気持ちよくwin-winな状態でいたいと思ったからです。

エージェントさんも人だから、反応が薄い人よりは反応が良い人、人間味がない人よりは人間味がある人の方を支援したくなるはず。せっかく支援した人の態度が悪いと悲しいだろうし、やる気だってなくなるよな……という思いがあったので、エージェントさんからのアクションにはなるべく早く大きい反応を返したり、わからないところや不安なところは積極的に自己開示して、エージェントさんに素直に頼るようにしていました。

これらも功を奏していたかどうかはわかりませんが、あくまで自己満足として、エージェントさんへの感謝の気持ちを込めてやっていました。

まとめ

以上が今回わたしが転職活動の中でやったこと、考えていたことです。

本当に今回の転職はすべて担当エージェントさんのおかげといっても過言ではないので、わたし自身が特別なにかしたということはほぼないと思っているのですが、いったんまるっとシェアしてみました。何かの参考になれば幸いです。

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