【Webデザイナー・Webエンジニア向け】「成長曲線が変わる情報収集術」
こんにちは、「はいふぁい」編集部です。
Webディレクター・マーケティングなどを行っているクリーク・アンド・リバー社シニアディレクター「アベ」と、フリーランスWebデザイナー・エンジニア「ケン」が、会社じゃ話せないホンネや実体験から得られたノウハウ&教訓をお伝えしていきます!
今回はWebデザイナー・Webエンジニアもこなすケンが普段、インプットする際に活用しているサイトを5つ紹介します!Webエンジニア、プログラマーにおすすめの情報共有サイトについても、触れているので「ナレッジを共有したい」「悩んでいるが、他のエンジニアどうしているのか知りたい」と思っている方に特におすすめの内容となっております!ぜひご一読ください。
Webデザイナーとしての成長に直結!?「ピンタレストとどれだけ睨めっこしたか」
ケ:これは言わずもがな、な感じがしますけど。Pinterest(以下:ピンタレスト)はデザイナーじゃなくても、いろんな人が使っているんじゃないですかね。
例えば、「可愛いサイト」や「LP」で調べるといろいろ出てきます。僕の憶測ですけど、データベースの量としてはかなり大きく、ピンをさしてお気に入りのイメージを保存できるので、これは僕だけではなくて、あらゆる人が利用しているサービスかなと思います。
ア:ショーコさん、使ってました?
編:使ってました!でも、仕事で直接使うことはありませんでした。視覚情報として必要だからというので使うのはやっぱり、ケンさんはじめとしたデザイナーさんなのかなって思いました。
ア:使い方としては、グラフィック、バナー、LP…。
ケ:そうですね。「あなたのWebサイトはこのように生まれ変わりますよ」と説明する際に必要なビジュアルをピンタレストでよく持ってきますね。
ア:僕は「キャッチコピー」を探すときにもよくピンタレストを利用します。文章を作るときにも使ったりするんですよね。
編:そうなんですね!へー。意外でした。
ケ:個人的にですけど、デザイナーを目指しているみなさんはピンタレストとどれだけ睨めっこしたかで、成長曲線が変わるんじゃないかと思っています。いろんなデザインに触れて、「こういうデザインパターンもあるんだな」と引き出しを増やすためにも、ピンタレストと睨めっこするのはWebデザイナーとしては必須かなと思っています。
国内外のデザインにたくさん触れ、己の引き出しを拡張する
ケ:ピンタレストと比較した際、SANKOU!(以下:サンコウ)日本のWebサイトをまとめている印象です。
編:ドメスティックなイメージが欲しい場合はサンコウを使っているのですね。で、海外の場合はピンタレスト。
ケ:そうですね。
ア:ピンタレストは幅広で、様々なジャンルやパターンを見つけられるという印象があります。そこからアイディアが閃いたり、インスピレーションをもらうこともあります。
エンジニア向けナレッジ共有サイトの使い方
ケ:Qiita(以下:キータ)です。これは技術系の情報共有サイトでして....。
編:えー!めっちゃ便利。
ケ:あとはzenn(以下:ゼン)とか。
編:初めて聞きました。
ケ:一点、注意しないといけないことがありまして、誰でも投稿できるので、誤った情報とかありがちなんですよね。信憑性のある情報を得るために、投稿者のプロフィールページまで飛んで、評判など確認することをおすすめします。
キータはランク付けがあったり、「2021年最も見られたページです」という評価が確認できて、バッジをもらえたりするんです。なのでそれがあるのかないのか、ですとかちゃんと情報の裏取りをすることは大切だと思います。
編:う〜ん。なるほど。
ケ:ちなみにキータは投稿しても報酬も何もないのですが、ゼンは投げ銭に似た機能があるので、最近の潮流としては「どうせ投稿するなら、報酬ある方がいいよね」ということで、技術系のユーザーがこぞって投稿している印象です。
「インプットして終わり」ではなく、得た情報の裏取りもきちんと取る
ケ:最後にご紹介するのがstack overflow(以下:スタック・オーバーフロー)というサイトです。これは歴史が長いので、最終的にこのサイトに辿り着いて解決するケースもあります。
エンジニアさんとか結構使っているのではないかと思われます。個人的にはエンジニア同士のコミュニケーションの中でインプットすることが多くて、そこから得た情報の整合性を取るために、キータやゼンなどを活用して自分の知識としてストックしていく、というイメージです。
ア:なるほどね~。
編:スタック・オーバーフローのサイト見てて思ったんですけど、Yahoo!知恵袋のエンジニアver.みたいだなと思いました。
ケ:あーそうですね。誰かがスレッド立てて、それに誰かがコメントして....。
ア:エンジニアは技術情報がたくさんあるので、集まるプラットフォームができあがっているということなんでしょうね。
「お客様のイメージを形にする」ことがデザイナーとしての力量 “自分の色”は二の次
編:いろんなソースをご紹介いただきましたが、ケンさんの好きなデザインってどういうものですか?
ケ:........僕が好きなデザインって何なんだろうな....。よく分かってないんですよね。これまで自分の好きなデザインを追い求めたことがないんですよね。デザイナーってそこを追求しちゃうと、あまり良くないと思うんです。
編:それはクライアントありきだからですか?
ケ:そうです。お客様がイメージするデザインをいかにして形にできるかが、デザイナーとしての力量だと思うんです。
ア:デザイナーの手癖はありますよね(笑)。
ケ:手癖!確かにありますね(笑)。
ア:デザイン見ただけで「あ〜これケンさんが作ったやつだな〜」とか。
ケ:(爆笑)。
編:それは分かるものなんですね〜へ〜。
ア:僕も手癖があるので、全く別のやり方でやったとしても、最終的には「またいつものアベっぽさがでちゃったよ・・・」ってなってしまいます。
編:もちろん、クライアントありきだと思うんですけど、”自分の色”も無意識のうちに出てしまっているのかもしれませんね。
ア:最初は誰しも誰かの作品を模倣するところから始まります。その中で、段々と自分の色を出せるようになってくるのだと思います。
「アウトプット前は脳内で整理!」お客様と話すときは常に頭フル回転
編:クライアントからのニーズを聞き出すときって、脳内で瞬時に整理するのですか?それとも紙とかに書き出す感じ?
ケ:(脳内で)瞬時(に整理)ですね。お客さんと話しているときは常に頭フル回転です。「どうすればいいんだろう」って。
編:あー。ケンさんは結構脳内で整理するタイプなんですね。
ケ:持ち帰っちゃうとダメな時ありませんか?
編:その場で決めてしまうのがよかったり。持ち帰っちゃうとうやむやになっちゃうんですかね。
ケ:そうです。でもこれ、めっちゃありますよね?アベさん!
ア:あります、あります!
ケ:その場ではまるく収まっていたはずなのに、一旦持ち帰ったことによって、さらに時間がかかっちゃうとか...あると思いますね。
ライターや編集者は掲示板よりnoteやSNSで情報収集?
編:ゼンとかスタック・オーバーフローとか聞いてて、とても羨ましくなりました。このライター・編集者ver.がないものかと。
ケ:おお!なるほど!
ア:もしかするとあるかもしれないですよね。
編:うーん。なんと言いますか、やっぱりこういった掲示板とやらがなければ、(仕事で難題にぶち当たったときも)自己完結するしか術がないと思うんですよね。まぁ、同僚に聞くとかそういった手段はあるにしても。
ケ:ライターさん向けのってことですよね。
ア:ありそうな気がするけどな。先般、SNSでお知り合いになったコピーライターの方は、ツイッター上でそういった情報も発信されていて本も出されているみたいですよ。コミュニティ運営もされているとか。
編:へー!なるほど。あくまでも私の肌感覚ですけど、ライターや編集者はnoteやSNSで発信して、そこで他ユーザーと繋がっていく印象のほうが、掲示板作ってそこでやり取りするより、イメージとしてはしっくりくる気がしました(自分で振っておきながらですが)。
ア:なかったら、(ショーコさんが)作っちゃったら人集まるんじゃないですか?
編:あー、もうこちらで作ってしまうと。
ア:そう!で、ケンさんにプラットフォームを作ってもらって、運用していく。で、人が集まってきたところで広告収入を取って...。
ケ&編:(笑)。
ケ:予算があればできますけど(笑)。
ア:(笑)。そういうのって、ユーザーが投稿して、それに対して回答があってっていう結構、膨大なトラフィックを要しますけど、あったら面白そうですよね。
編:HIGH-FIVEの新しいビジネス形態ですね(笑)!今回はケンさんのインプット術のお話でした。掲示板をうまく活用しながら、またそこで得た情報も鵜呑みにせず、情報の裏取りをする重要性を学びました。
お二人ともありがとうございました!
ア&ケ:ありがとうございました!
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